今回は絵本の事について。
すみれフレンドには絵本の棚があります。
時々、お母さんが子どもたちに読み聞かせをしていたり、大人がじっくりと目を通していたりします。
さて、皆様に質問です。
絵本という”もの”は本棚にありますが、”おはなし”はどこにあるのでしょうか?
ちょっと難しい質問ですね。
本棚に置かれている絵本は単なる紙の物体ですが、それが読み聞かせをすることによって宝物のようになります。
絵本が”おはなし”という目に見えない宝物になります。
もちろん、ストーリーのない絵本もあるのですが、そこにも心動く感動が生まれます。
物語や感動がそこにある状態になる為には、やっぱり絵本は「自分で読みなさい」と与えるのではなく、読み聞かせをしてあげることが大切だと思います。
大人同士でも、自分で絵本を読んだ時と他人に読み聞かせしてもらった時では、全然印象が違って見えます。
お父さんとお母さんで読み聞かせ合いをするのも、新しい発見があっておすすめです。
絵本作家が絵本を作るときは、文字の部分は耳から入ってくるので、子どもは絵の部分を見ている想定で描かれています。
全国各地、全世界に伝わる昔話もすべて、口伝で伝えられてきています(昔は文字がなかったですしね)。
生き生きと物語の感動が生まれるのは、やはり言葉は耳から、絵は目から・・・という状態なのでしょうね。
そういう事をちょこっと頭の端っこに留めておいて、絵本の読み聞かせを楽しんでみては、いかがでしょうか?